1台目 キャンピングカー
この車両は先代がバブル時代の人手不足の時に、社員の福利厚生を充実させる為に購入した車両です。
当時は日本に3台しか無いという希少なキャンピングカーでした。
その頃は他社でも、スポーツカーの貸出や別荘所有などで社員を集めようとしました。
今も、同様に人手不足ですが、何かを購入する余力はありません。
会社経営の難しさを改めて想うと共に時代を見てきた一台とのお別れです。
働く事の本質ではなく、労働条件や待遇だけが独り歩きしてしまうのは当時も一緒だったのだな。
自分達の仕事の先に夢を見て、夢を実現する会社に出来ないものかと、日々考えてしまいます。
物ではなく、仕事そのものに魅力を持たせたい!と想いながら見送りました。
2台目 トラクター
運送会社は車両が無ければ仕事ができません。
今回の廃車になる車両は新車購入による代替えです。
新車の購入は運転手にとっても嬉しいものです。
しかし、この車両の利益はどうだったのだろう?と(笑い)
社長は車両の購入時、相当に腹をくくります。
払っていけるのだろうか?
ともあれ、この車両にも様々な思い出があります。今の会社があるのもこの車両のお陰!
ご苦労様でしたと見送ります。